どんな家を建てるのか

新築を検討した時、まずどんな「工法」で家を建てるのか決めます。丈夫にしたい、早く建てたい、安く建てたい・・ カコムでは「木造軸組工法」は採用しています。土台を作って、木材で柱を組んで建てていく日本昔ながらの工法です。 予算的に増改築や鉄筋や鉄骨は無理とか、間取りの自由性が低そうというイメージで「木造軸組」になってしまうことが多いようです。

「基礎」は建物の構成要素の中で最も重要です 基礎が建物の重さを支え、地力を盤に伝えます。地震に強く作られた建物は、ずべてこの基礎が丈夫に作られています。 頑固な基礎をしっかりとした地盤に築くことにより、建物の強さを確実にします。

巾150mmの基礎
「基礎」として住宅金融支援機構基準を大幅に上回る150mmの巾が建物を支えます。 配筋が均等に連続しており、基礎にバランスよく重さを伝えます。
ベイヒバ4寸角の土台
土台には、ベイヒバという、高品質の木材を使用。「ヒノキ・チオール」という、 カビやシロアリの発生を防ぐ要素が含まれており、耐腐朽性・防蟻性に優れております。

断熱の仕方は2つあります

「外張り断熱」(そとばりだんねつ)と、「充填断熱」(じゅうてんだんねつ)。「充填断熱」のほうが日本ではメジャーで、 柱と柱の間を断熱材で埋めていく工法です。家の内側から断熱するので、床下や屋根裏(小屋裏)は 外と同じように気温などの影響を受ける事が多いようです。

「外張り断熱」は、近年その良さが認識され日本でも普及し始めた(輸入住宅はもともと外張り断熱) 家全体を断熱材ですっぽり覆ってしまう工法です。家を断熱するとき、今まではグラスウールなどの断熱材を 外壁と内壁の壁空洞に、柱と柱の間に埋め込むように入れる充填断熱でした。現在も新築の90%以上が この「充填断熱」を採用しています。これに対して、壁空洞を残したまま、柱の外側に板状の断熱材を 途切れることなく張りつめるのが「外張り断熱」です。

充填断熱
気密ラインが柱などの構造材より内側にあるために、構造体は断熱材と共に、壁体内に閉じ込められます。
  1. 1.施工が比較的容易
  2. 2.工事が不完全だと壁内結露の原因になる(スキマができやすいらしい)
  3. 3.寒い地方などで、断熱材を厚くすればするほど結露しやすくなる
外張り断熱
気密ラインが柱などの構造材の外側なので、構造体と室内は同じ空気環境に置かれています。
  1. 1.充填断熱に比べて費用が高い
  2. 2.家全体を覆うので、理論上は床下も屋根裏も他の部屋と同じ温度、湿度
  3. 3.冷暖房効率がよい(温度の持続率が高いので、例えば夏はちょっとエアコンをかけるだけで、切ってもずっと涼しい)
  4. 4.気密性が高くなるので、換気には注意が必要

高レベルの性能を持つキューワンボードを採用

硬質ウレタンフォームの気泡構造を微細化し、初期値0.0186W/(m・k)という極めて低い熱伝導率を 実現する断熱材です。カコムの家づくりでは、これにより快適な住環境や暖冷房機器の省エネルギーを実現します。 カコムの外張り工法は、家全体を「キューワンボード」ですっぽり包み込み、寒暖の差が大きく、 湿気の多い日本環境下でも、熱や湿気から建物を守り、長期間に渡り高い断熱・気密性能を維持します。

冷ショックによる健康被害を抑制 部屋間での温度差が少ない快適空間が、結露によるカビ・ダニの繁殖、冷ショックによる健康被害を抑制します。

外張り断熱工法

構造躯体の外側より断熱材で建物全体を包み込むことにより、断熱性・気密性を高める工法です。 壁内の結露を、外壁材と断熱材の間に通気層を設けることで、魔法瓶のように解消。 隙間のない断熱層が構造体の外側にあるため、室内から外気の影響をシャットアウトします。 カビやダニの発生の原因となる結露を抑制と同時に、耐久性も向上させます。

次世代省エネ基準 省エネルギー性を高めながら「快適さ」「省エネ」「耐久性」を追及。 より質の高い住まいを建てることを目的とした、政府による対策基準をクリアしています。